FGC:Episode 07 Translation: Difference between revisions
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Revision as of 22:52, 13 August 2013
Part A
Scene 01
cut | notes | dialogue | translation | |
---|---|---|---|---|
001 | ネルフ本部全景 | 碇(OFF)「-----また君に借 ができたな」 男(OFF・電話)「返すつもりもな いんでしよ。 |
Panoramic view of Nerv Headquarters. | Ikari (OFF): ....Once again I owe you. Man (OFF・Phone): You won't pay me back, will you? |
002A | 公務室。電話をかけている碇の シルエット |
彼等が情報公開法をタテに 迫っていた資料ですが、 |
Official business room. The silhouette of Ikari on the phone. | About the data the Freedom of Information Act is pressing for, |
002B | やたらと黒で塗りつぶされた使徒の サンプルに関する公式資料 |
ダミーも混ぜてあしらって おきました。 |
An official document about an Angel sample, blackened out at random. | I mixed in dummy information. |
002C | 公務室。電話をかけている 碇のシルエット |
政府は裏で法的準備を進め ていますが、近日中に頓挫の 予定です。で、どうです?例 の計画の方も、こっちで手を 打ちましようか?」 |
Official business room. The silhouette of Ikari on the phone. | In a few days, the legality of the government's underside is scheduled to reach an impasse. So, what should be done? Do I carry out with the plan as usual? |
003 | 碇「いや、君の資料を見る限り、 問題はなかろう」 |
Ikari: No, I've seen the materials you provided. There is no problem. | ||
004 | テープルの上の書類。 ロボットの頭部のスチール |
男(OFF・電話)「-----では、シナリ オ通りに」 |
Documents on top of the table. A photographic still of a robot's head. | Man (OFF・Phone): .....Then, I'll continue with the scenario as planned. |
TITLE | サブタイトル。 第七話「人の造りしもの」 |
(ノンモン) | Subtitle. Episode 07 "A Man-made creation." |
(Silence) |
005 | キッチンテーブルの上のトースター。 チンと出てくる焼けたトースト |
SE<(タイマー音)チィ~~~~ッ> SE<チン!ガシャッ!> |
The toaster on top of the kitchen table. Burnt toast pops out with a "ding". | SE (Timer noise) Diiiing Ding! (With a crack!) |
006 | 手にしたトーストをかじるシンジのUP | SE<カジッ> | Close-up on Shinji biting the toast in his hand. | SE Crunch |
007 | 同じくペンペン。魚をかじる | SE<<カジッ!!> | Likewise, Pen Pen eating fish. | SE Crunch!! |
008 | キッチン。ペンペンなめてシンジ。 朝飯食ってる2人。 ぺンペン体を起こして魚を飲み込む |
Kitchen. Pen Pen in front of Shinji. The two eating breakfast. Pen Pen lifts his body as he gulps down fish. | ||
009 | キッチンの引き戸が開いて姿を現す寝 起きのミサト。 だらしない!ちと猫背でお腹をポリ ポリかいてる |
SE<サ-----ッ> | The kitchen sliding door opens and a rousing Misato appears. She's a mess! She scratches her stomach with a slightly stooped back. | SE Sliiide |
010 | ミサトの御足ごしのシンジとペンペン。 シンジ、一瞬幻滅した顔になるが、 気を取り直して挨拶。 ペンペンはチラとミサトを見るが、見慣 れた光景なのでそのまま何もなかった |
シンジ「おはようございます」 | Misato's legs in front of Shinji and Pen Pen. Shinji momentarily looks disillusioned, but regroups and greets her. Pen Pen looks at her fleetingly, but this is such a familiar sight that he eats his fish as if nothing's amiss. | Shinji "Good morning." |
011 | 実にはしたない姿で、これまた恥ずか し気もなく大あくびするミサト。 髪もグシャグシャ、ショボショボした 寝ボケまなこで |
ミサト「ふあああ ああああ… (ポツンと)おはよう」 |
With truly improper form, Misato unabashedly lets out a big yawn. Her hair is a mess and she has drooping, half-asleep eyes. | Misato "Yawwwwn... (Spacing out) Morning." |
012 | 手慣れた手つきで栓を開ける手のUP | SE<プシユッ!> | Close-up on an experienced hand popping open a tab. | SE Pop! |
013 | ゲンメツした顔のシンジ | ミサト(OFFよりスタート) 「んぐんぐんぐ。 |
Shinji with a disillusioned look. | Misato (Start from OFF) "Gulp gulp gulp gulp |
014 | 朝っぱらから豪快にビールをいただく ミサト。 派手なアクションで飲み終える。 朝っぱらから幸せをかみしめるミサト |
んぐんぐんぐんぐんぐ。 ぷはぁ一っ。 クーツ。 朝一番はやっぱコレよね♡」 |
Misato heartily partaking of her early morning beer. She finishes drinking with an exuberant motion. Misato reflects upon her early morning happiness. | gulp gulp gulp gulp. Fwaa~ Kuuuu~ This is absolutely best first thing in the morning!" |
015 | ビールなめてシンジ | シンジ「コ一ヒーじゃないんで すか?」 |
The beer in front of Shinji. | Shinji "Not coffee?" |
016 | テーブルに身を乗り出し、抗議するミサト シンジは意に介さず。ペンペンは黙々と 何かを食べている |
ミサト「日本人はね、昔っから朝は 御飯と味噌汁、そしてお酒って 相場が決まってんのよ」 シンジ「ミサトさんがでしょ」 |
Misato objects, leaning her body against the table. Shinji is indifferent. Pen Pen is quietly eating something. | Misato "In the old days of the Japanese, mornings would have cooked rice and miso soup, as well as sake without fail." Shinji "You mean yours, Misato-san?" |
017 | シンジのコーヒーカップなめムッと なるミサト。 生意気だねコイツの顔 |
ミサト「ムッ、何よ」 | Shinji's coffee cup in front of a sullen Misato. Her face says, "He's a cheeky one." | Misato "Humph, what?" |
018 | 飲んでたコーヒー降ろしてシンジ、淡々 と云う |
シンジ「-----だいたい今朝の食 事当番は |
Shinji gulps down the coffee, lowers the cup, and speaks plainly. | Shinji "-----Being in charge of breakfast this morning was" |
019 | ミサト、目をそらしてる。バツの悪そう な顔で |
(OFF)ダレ | Misato averts her eyes. She looks guilty as charged. | (OFF) "Whose" |
020 | シンジ、淡々と | (ON)でしたっけ?」 | Shinji, speaking plainly. | (ON) "Turn?" |
021 | シンジには珍しく皮肉。ペンペンは 相変わらず食ぺている |
シンジ「-----ミサトさんが、その 歳で未だに一人なの、わか ったような気がします」 |
An unusually cynical Shinji. Pen Pen eats as per usual. | Shinji "-----Now I know why you're still single at your age, Misato-san." |
022 | 怒りを堪えてるミサト | ミサト「悪かったわね。ガサツで」 | Misato suppressing her anger. | Misato "Well, excuse me for being ill-mannered." |
023 | 冷たく云い放つシンジ | シンジ「ズボラもでしょ」 | Shinji firing off cold words. | Shinji "And sloppy, too." |
024 | 反撃できないミサト。 シンジのコーヒーカップ下へ |
ミサト「う、うっさいわねェ~~」 SE(左で)<コトン> |
Misato, unable to formulate a comeback. Shinji puts his coffee cup down. | Misato "Sh, shut up." SE (Left side) Thud |
025 | ミサトのリアクションは気にせず、 手を合わせてるシンジ |
シンジ「ごちそうさま」 | Ignoring Misato's reaction, Shinji puts his hands together. | Shinji "Thanks for the meal." |
026 | 蛇口のUP。浄水器付 | SE<(水音)ジヤ~~ッ> | Close-up of the faucet. | SE < Running water > |
027 | 洗い物してるシンジごしにミサト、イス の上であぐらかいてパンを食ってる。 パンを口から外して続きの台詞。 遠慮してるシンジ。 ミサト照れ隠しにおどけて見せる。 言葉通りに受け取って軽くショック受 けるシンジ |
シンジ「ホントに今日、学校へ来る んですか?」 ミサト「(パン食ってるまま)あっ たりまえでしよ。 進路相談なんだから」 シンジ「でも、仕事で忙しいのに」 ミサト「いいのいいの、これも仕事 |
Shinji washing dishes, with Misato further in, sitting cross-legged on a chair and eating bread. She takes the bread from her mouth to continue talking. |
Shinji: "Are you really going to come to school today?" Misato: "Of course. It's your parent-teacher meeting after all." |
028 | ちとウカツな発言だったかと気にする ミサト |
Misato wondering if that had been a slightly dumb thing to say. | ||
029 | 水の止まっている蛇口。 落ちそうで落ちない水がポイント! |
SE(OFF・左から)<玄関の呼び鈴> ミサト(OFFより)「(明るくヨソ 行きの声で)ハイ。 |
The stopped tap. A drop of water looks like it'll fall, but doesn't. | SE (OFF, from the left) <Entry hall bell> Misato (from offscreen): "(casual phone voice) Yes? |
030 | またもミサトの御足ごしにシンジ。横に ペンペン(新聞のTV欄読んでる)。 奥のカバンを持ったシンジが立ち上がる |
…あら、わざわざありがとう。 ええ、少し待っててね♡」 |
Again, Shinji beyond Misato's legs. To the side, Pen Pen (reading the newspaper's TV column). |
Oh, thanks for coming all this way! Yes, wait just a minute. ♡ |
031 | ちと赤くなってるシンジ。 そんなミサトの変わり身の早さが 不機嫌を呼んでいる |
シンジ「ミサトさん。そんな格好 で出ていかないでよ。 |
Shinji's blushing a little. Misato's kind of quick-footedness invites his displeasure. [??] |
Shinji: "Misato-san, please don't go out like that. |
032 | シンジなめてミサト | (背)恥ずかしいから」 | Shinji in front of Misato. | (from behind) It's embarrassing." |
033 | わざとらしく胸元なぞを隠すミサト | ミサト「ハイハイ」 | Misato purposefully covers her chest. | Misato: "Okay, okay." |
034 | 持ち上がったミサトの胸ごしに赤く なってるシンジ。 色々と恥ずかしい。 プイッと向こうを向く |
シンジ「-----」 | A blushing Shinji beyond Misato's raised chest. He's pretty embarassed. | |
035 | 玄関のドア開くと、立ってる トウジとケンスケ |
SE<ドアの開く音> 卜ウジ/ケンスケ「おっはよう、 碇クン。」 |
When the entryway door opens, Toji and Kensuke are standing there. | SE <Door opening> Toji/Kensuke: "Good morning, Ikari-kun!" |
036 | 玄関に立っているシンジを押し戻す 感じに顔を出すトウジとケンスケ。 中を覗き込んでバッとすかさず挨拶 |
トウジ/ケンスケ「(ちと大声で) では、ミサトさん行って来ます!」 |
They push back Shinji, who's standing in the entryway. Toji and Kensuke, kind of like they're staging an appearance. [?] They look inside and greet without leaving an opening. |
Toji/Kensuke: "(a little loud) We're taking off now, Misato-san!" |
037 | トウジとケンスケごしに手を覗かせるミサト。 手だけで挨拶、愛想よく |
ミサト(OFF)「(美しく艶っぽい声 で)行ってらっしゃい」 |
Beyond Toji and Kensuke, Misato's hand being stuck out. The hand waves affably. |
Misato (OFF): "(in a beautifully sultry voice) See you!" |
038 | その声に感動しとるトウジとケンスケ。 良く分からないがムッとなる シンジ(実は嫉妬に近い感情)。 不機嫌な声で2人をせかす |
トウジ/ケンスケ「おお~~~」 シンジ「早く行こうよ!」 |
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039 | 冷蔵庫の中のビールUP。 スッと引き抜かれる一本 (早くも2本目!) |
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040 | お尻で冷蔵庫を閉めるミサト。 バシュンと栓を抜くまで。 朝風呂上がり。首からタオル |
SE<ドン(閉まる音)> SE<ブシュ!> |
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041 | 新しいビール片手にごちるミサト。 少し嬉しい本音を吐露 |
ミサト「皮肉か…… |
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042 | 坂道を登校している3人。 何やら話しながら |
(OFF)ま、くだけて表情が増 えてきたのは、いい傾向かな」 |
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043 | 2人の肩ごしに笑顔のシンジ | SE<(OFFでプッシュホンを押 す音)ピッポッパッ~> |
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044 | ビール片手にマジ顔のミサト半面UP。 肩に受話器挟んで |
SE<電話の呼び出し音、コ一ル1 回すぐに受話器を取る音> 男(OFF・電話)「ハイ。」 |
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045 | 返事がわりにチンと出るトースト | SE<チン!> | ||
046 | 街中に6話の使徒の残骸。 足場が組まれ、解体中である |
SE<工事ノイズ・解体音> | ||
047 | ポツンと窓外を見つめているシンジ。 車の音に気付く |
SE<薄く遠くで工事音、 バックノイズ風> SE<薄く車の音> |
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048 | 走る車のフロントタイヤUP。ド派手に | SE<ババババ> | ||
049 | シンジごしの中庭。派手なターンをして 駐車場の枠に一発で決める 赤いスボーツカー!! |
SE<キュキュキィーッ> | ||
050 | シンジを押しのける様に窓を開けて 乗り出すトウジ。 同じくカメラ構えるケンスケ。 またもジャマもの扱いのシンジ |
SE<ガラララッ> トウジ「おおっ!! いらっしゃった で」 SE<OFFで車のドアの開く音> |
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051 | 車から出されるまたも御足のUP | SE<ザッ> | ||
052 | さっそうと立っ女性。 今朝とはうって変わったスーツ姿の ミサト。クラサン、高そうなバック付 |
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053 | 顔UP。かっこよくグラサン取る | 一同「おおおお。(ステレオ)」 | ||
054 | ミサトの胸ごしに校舎。窓際で 色めき立ってる男子 |
SE<ドア閉まる音> 男子A「かっこいい!誰、あれ?」 男子B「碇の保護者?」 |
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055 | 我、関せずのレイごしに イヤ~ネな顔してる女生徒ら。 苦虫噛みつぶしているヒカリ |
男子C「なに!?碇ってあんな美人 に保護されてんの!?」 ヒカリ「バカみたい」 |
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056 | バック片手にさっそうと歩くミサト。 ケンスケのビデオモニタ一の図。 ノイズの後、バッとズームUPされるミサト ケンスケらに気づく。カメラに向かって ピースサイン |
トウジ(OFF)「(溜め息)はあ~~。 やっば、 ミサトさんってえわぁ♡」 (ちょいこぼし) |
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057 | 同じくピースサインで答えるケンスケ とトウジ。 ひたすら恥ずかしいシンジ。 トウジ腕組みして力説。 ケンスケ、相づちを打つ乍らもビデオは 回してる。 哀れみと共に冷たく異端者を見る目に なるトウジとケンスケ。 シンジは「え?」とわかってない |
ケンスケ(同時に)「うん」 シンジ(同時に)「そうかな?」 トウジ「あれでネルフの作戦部長 や云うのがまたスゴイ」 |
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058 | 教室内引き。窓際に男子は集まってる。 押し退けて覗き込んでるのもいる。 |
トウジ(背)「えかったな、ケンスクら シンジがお子さまで」 ケンスケ(背)「ま、敵じゃないのは 確かだね」 女の子(アドリヴ) |
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059 | 自分の意見がわかってもらえず、ムッと してるシンジ。 乗り出してるトウジなめて半面UP |
シンジ(MONO)「トウジたちは あの女性(ひと) のダラシなさを。 |
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060 | シンジの見た目風。 さっそうと歩いているミサトの背中 |
知らなんだ…」 | ||
061 | 天を仰ぎ、夢ごこちのトウジ。 離れた被写体を更に乗り出し捕らえて るケンスケ。 現実的な対応をするシンジ。 本当の意味ではシンジよりも現実的な 2人。再び哀れみの眼差し |
トウジ「ああ、ああいう人が彼女 やったらなぁ…」 シンジ「苦労すると思うよ」 トウジ/ケンスケ「わかってない ね、センセ」 |
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062 | カメラ内引き。 シンジからパッと離れて2人腕組み。 シンジ、キョロキョロ。パッと手を上げ る2人(同タイミングで) きょとんとしているシンジ |
2人「よっしゃ! 地球の平和は お前に任せた! だからミサトさんはオレ(ワ シ)らに |
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063 | ドンと背中をドツかれるシンジ。2人の 行動には鈍感なシンジに対する責めの 気持ちもある。 顔を上げるリアクションまで。 わかってないシンジ |
まかせろ(い)!!」 SE<<ドン!> シンジ「ウワッ」 |
Scene 02
cut | notes | dialogue | translation | |
---|---|---|---|---|
064 | ケイジ内の初号機 | 伊吹「初号機冷却値をクリア-----。 作業はセカンド・スデージへ 移行して下さい」 |
EVA-01 inside the cage. | |
065 | シンジのUP (#2の「眼」のシーン、インサート) |
シンジ(MONO)「地球の平和か… そのためのエヴァ」 SE<胎内音> |
Close-up of Shinji.
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066 | 眼のみ変えて | シンジ(MONO)「エヴァって何な んだろう…。 |
His expression changes. | |
067 | エントリープラグ内、上向くシンジ。 カメラ目線に |
血の匂いがするエントリー ブラグ…。なのにどうして 落ち着くんだろう」 |
Inside the entry plug, Shinji looks upwards.
He looks into the camera. |
|
068 | シンジのUP。本を見乍らごちる | シンジ(MONO)「-----結局、僕は 何もわかっていないんだ」 |
Close-up of Shinji. *** | |
069 | 昇降機。ミサト、リツコ、伊吹、日向、 シンジ5人様々なポーズで。 仕事の合間の世間話 (シルエットでロパクなし) |
リツコ「零号機の胸部生体部品は どう?」 伊吹「大破ですからね。新作します が、追加予算のワク、ギリギリ ですよ」 リツコ「これで独から弐号機が届け ば、少しは楽になるのかしら?」 目向「逆かもしれませんよ。地上で やってる使徒の処理もタダじ ゃないんでしょ」 ミサト「ホント、お金に関しては セコイ所ね。人類の命運を かけてるんでしょ,ココ」 リツコ「仕方ないわよ。人はエヴァ のみで生きるにあらず。生 き残った人達が生きていく には、お金がかかるのよ」 ミサト「予算ね。じゃ、司令はまた 会議なの?」 リツコ「ええ、今は機上の人よ」 |
An elevator. Misato, Ritsuko, Ibuki, Hyuga and Shinji, in various poses.
They're chatting during a break at work. (Silhouette ***) |
|
070 | そのポン引きの画 | 伊吹「司令が留守だとここも静か でいいですね」 |
Screen pull-out. | |
071 | 超高空を飛ぶSSTOの尾部のUP。 耳をつんざく爆音!! |
SE<ゴオオオ> | Close-up of the tail of a very high-altitude SSTO aircraft.
There's an ear-shattering noise!! |
|
072 | その機内前からの図。 空席ばかりである。男(碇)の頭だけ シルエットで。 カット尻にドア開く(男の影) |
SE<<バっクノイズ・機内音> | A view of the inside of the plane.
Almost all the seats are empty. There's just a silhouette of a man's head (Ikari). At the end of the cut, a door opens. A shadow of a man appears. |
|
073 | 腕組みして外を見てる碇。 窓にチラと顔が写ってる。 男、近づいて来る |
----- 間 ----- 男(OFFより)「失礼。便乗ついでに ここ.よろしいですか?」 |
Ikari sits with his arms crossed, looking outside the plane. His face is reflected in the window.
The man moves closer. |
|
074 | 後ろからの引き画。 モニターはニュース番組。 座る男 |
男(背)「(座ってから)一サンプル 回収の修正予算、あっさり 通りましたね」 碇(背)「委員会も自分が生き残る ことを最優先に考えている。 そのための金は惜しむまい」 男(背)「使徒はもう現れない、とい うのが彼等の論拠でしたからね。 もう一つの朗報です。米国を除く 全ての理事国がエヴァ六号機の 予算を承認しました。まぁ、米国 も時間の問題でしよう。 |
Pull-out from behind.
There's a news program on the monitor. The man sits down. |
|
075 | 碇ナメて男。 上目使いに見てる。冷たい目線。 男の手にはポケット酒 |
失業者アレルギーですしね。 あの国」 碇「-----君の国は?」 |
Ikari in front of the man.
His eyes point upwards. His gaze is cold. The man has a pocket-sized bottle of alchool in his hand. |
|
076 | 機内引き画。2人とも顔は見えない | 男(OFF)「八号機から建造に参加 します。第2次整備計画はまだ 生きてますから。ただ、パイロ ットが見っかっていないという 問題はありますが-----」 碇「(OFF)使徒は再び現れた。 |
Pull-out to the inside of the plane. The two men don't look at each other. | |
077 | 碇は窓外を見たまま | (ON)我々の道は彼らを倒す しかあるまい」 |
Ikari keeps looking out of the window. | |
078 | 男のUP。 台詞はポケットウィスキー見たままで。 カット尻窓外見る |
男「私もセカンド・インパクトの ニの舞は御免ですからね」 |
Close-up of the man.
He keeps looking at his bottle of whiskey while he speaks. At the end of the cut, he looks outside towards the window. |
|
079 | SSTOごしに巨大なクレーター、 南極である。 海は変色、氷も大陸も消えてる |
シンジ(OFF)「-----じゃあ南極 大陸が蒸発したセカンド・ インパクトって-----」 |
A gigantic crater below the SSTO, in place of Antartica.
The seas have changed color, while both the ice and the entire continent have disappeared. |
|
080 | 中学の歴史の教科書 | リツコ「そう、歴史の教科書では、 大質量の隕石の落下による 大惨事となっているけど、 |
A junior high history textbook. | |
081 | 号外の新聞(15年前の)水に濡れた跡 やツギハギの跡等 |
事実は往々にして隠蔽されるも
のなのよ。 |
A special edition newspaper (from 15 years ago). There are water stains and traces of patching on it. | |
082 | 自動通路上の3人。ミサトは話題から それた顔 |
(ON)最初の「使徒」と呼称する 人型の物体を南極で発見したの。 |
The three of them are standing on top of a moving pathway.
Misato looks like she's ignoring the topic of the conversation. | |
083 | 目を逸らしているミサト (いい思い出ではないので) カット尻に風 |
(OFF)でも、その調査中に原因 不明の大爆発を起こしたのよ」 SE<<OFFでドアの開く音> |
Misato keeps looking away (she doesn't have good memories of the incident).
A gust of wind blows at the end of the cut. | |
084 | 自動通路引き画!! | リツコ「それが、セカンド・インパ クトの正体」 |
Pull-out to the moving pathway!! | |
085 | リツコごしのシンジ | シンジ「じゃあ、僕らのやってるこ とは?」 |
Ritsuko in front of Shinji. | |
086 | リツコなめて後ろにシンジとミサト | リツコ「予想されうるサード・イン パクトを末然に防ぐ…。 そのための |
Ritsuko in front of Shinji and Misato. | |
087 | ミサトのホルダー。 ネルフのマークが見える |
ネルフと。 | Misato's document holder.
There's a Nerv logo on it. | |
088 | リツコなめて後ろにシンジとミサト。 カット尻にミサトを気にするリツコ。 目線のみ送る |
エヴァンゲリオンなのよ」 | Ritsuko in front of Shinji and Misato.
At the end of the cut, Ritsuko's attention shifts to Misato. She sends a glance to her. | |
089 | リツコ、ミサトを見て。 話題を変えたくもあるリツコ |
リツコ「ところでアレ、予定通り 明日やるそうよ」 |
Ritsuko looks towards Misato.
Even Ritsuko wants to change the topic of the conversation. | |
090 | 目線逸らしていたミサト。 セカンド・インパクトの話はまだツライ ものを感じている。目線のみリツコに 戻して マジな顔で |
ミサト「分かったわ」 | Misato has been looking away until now.
Talking about Second Impact still evokes painful memories in her. She returns Ritsuko's glance. She looks serious. |
Scene 03
cut | notes | dialogue | translation |
---|---|---|---|
091 | ミサトのマンションの外観 | SE<朝のSE・チュンチュン、 セミの声> |
|
092 | チンと出てくる焼けたトースト | SE<チン!ガシャ!> | |
093 | 手にしたトーストをかじるシンジのUP | SE<カジッ> | |
094 | 同じくペンペン。魚をかじる | SE<カジッ!!> | |
095 | キッチン。ペンペンなめてシンジ。朝 めし食ってる2人。ペンペン体を起こす |
||
096 | 引き戸が開くと昨日とは うって変わってパリッとした ネルヲの正装姿! |
SE<サ-----ッ> | |
097 | 昨日と同じポーズで、ミサトの足ごし にフリーズしているシンジとペンペン。 声の出ないシンジ。 驚きのあまり、魚を口からポロッと 落とすペンペン |
シンジ/ペンペン「-----」 | |
098 | ミサト真顔でビシッと | ミサト「(ビシッと)おはよう」 | |
099 | 何か怖いものを感じるシンジ。 気圧されつつ挨拶。 手にはかじりかけのトースト |
シンジ「お、おはようございます」 | |
100 | クツベラを使い、ヒール履いてる ミサトの足元。 マジな台詞まわし |
ミサト「(OFF)仕事で旧東京まで 行ってくるわ。 |
|
101 | 末だにボー然としているシンジと ペンペンの前に起き上がるミサト (顔は見えない) |
(背)たぶん帰りは遅いから 何かデパッて」 |
|
102 | ビシッとしたミサトの表情。 カメラ目線で重く台詞 |
ミサト「じゃ--」 SE(OFF・右)<ドアの開く音 (台詞受ける感じに)> |
|
103 | 気圧されるシンジ。 かじりかけのトースト持ったまま |
シンジ「は…はい」 | |
E_A | アイキャッチ(Aタイプ) |
Part B
Scene 04
cut | notes | dialogue | translation | |
---|---|---|---|---|
E_B | アイキャッチ(Bタイプ) | Eyecatch B | ||
104 | 水没し、放置されたままの インテリジェントビル群。 ドス黒く、虹色に輝く海面 |
SE<波音> | A group of abandoned intelligent buildings, submerged.
The surface of the sea sparkles with a dusky rainbow. |
|
105 | 標識ごしに光の点が見えてくる | SE<薄くジェットタービンの音> | A street sign, in front of a lamp. | |
106 | 旧東京の上空を飛ぶネルフ専用VTOL (海面より広大な埋立地へ) |
SE<ジェツト音 (タービンの回転音)> |
One of Nerv's private VTOL aircraft flies through old Tokyo's skies (towards a huge area that has been reclaimed from the sea) | |
107 | VTOL内のミサト。 窓こしに淡々と。 リツコの台詞に目線のみ反応 |
ミサト(台詞先行)「ここがかつて、 花の都と呼ばれていた大 都会とはね…」 リツコ(OFF・右)「着いたわよ」 |
Misato inside the VTOL aircraft.
Her eyes react to Ritsuko's words. |
|
108 | 窓ごしに見えてくる荒野に立っ 巨大な建物 |
An huge building, standing in the wasteland, seen through the window. | ||
109 | パイロット越しのリツコとミサト。 リツコはノートパソコン使ってる。 ミサト、少々うんざりと(手には帽子)。 |
ミサト(台詞先行)「-----何も、 こんな所でやらなくても いいのに。で、その計画、戦 自はからんでいるの?」 リツコ「戦略自衛隊?いえ、介入 は認められずよ」 ミサト「どおりで好きにやってる 訳ね」 |
Ritsuko and Misato stand behind the pilot.
Ritsuko is using a laptop. Misato looks a little bored (she's holding a hat in her hand). She looks toward Ritsuko. Ritsuko speaks, still immersed in her work (she looks unconcerned as usual) Misato, with a "what a pain" expression on her face. |
|
110 | 降下してるVTOL。 下には駐車場の様に停まっている ヘリやVTOL群 |
SE<(タービン音) フィ-----ッ!!> |
The VTOL aircraft is landing.
Below, a group of elicopters and VTOL aircrafts have landed in some kind of parking area. |
|
111 | 半地下のドーム、フカン図 | SE<M(ファンファーレ)先行+ 拍手> |
Overhead view of a dome, partly underground. | |
112 | 紅白の中にかざられた看板 「祝JA完成披露記念会」 |
SE<拍手(やたらと多い)> 時田(OFF・スピーカー)「本自は御 |
The interior is decorated with a red and white banner.
"JA completion announcement event" |
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113 | テーブルの上の名前立て 「ネルフ御一行様」 横には栓を抜いただけの瓶ビール |
多忙のところ我が、日本重化 学工業共同体の実演会に。 |
A name plate on top of a table. It reads
"Nerv Party". Across the table there are some beer bottles that have just been uncorked. |
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114 | その引き画。 テーブルにはポツンと2人きり(イスも 2脚だけ)。 空しく置いてあるビール群。 リツコはシックなドレス着用 |
お越しいただき、誠にありが とうございます。 |
Camera pull-out.
Two persons sit isolated at a table (there are only two seats). A few beer bottles are sitting uselessly there. Ritsuko is wearing a fine dress. |
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115 | その全景(壇上から)。 ずらりと並んだテーブル。 中央のネルフ席以外は盛況である |
皆様には後程、管制室の方にて、 公試運転を御覧いただきますが。 |
Bird's-eye view (from the top of the stage).
The tables are lined up in rows. With the exception of Nerv's table at the center, they are all crowded. |
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116 | その壇上に立っ蹄田。 後ろには花輪が並んでいる。 間髪入れず挙手するリツコの手 (ビシッと) |
御質問のある方は、この場にてど うぞ」 リツコ「ハイ」 |
View of the stage. Tokita stands up.
Garlands are lined up behind him. Wasting no time at all, Ritsuko raises her hand immediately (with a snap). |
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117 | 時田、ちょい乗り出し台詞 | 時田「これは御高名な赤木リツコ 博士。お越しいただき光栄の |
Tokita replies immediately. | |
118 | リツコ、マイク持ってる。 手前のビールごしに(ビールはまるで 減ってない) |
至りです」 リツコ「質問を、よろしいでせう か?」 |
Ritsuko, holding a microphone.
She's standing beside the beer bottles (the number of beers hasn't changed at all) |
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119 | 室内全景。ゆっくりPAN | 時田「ええ、御遠慮なくどうぞ」 リツコ「先程の御説明ですと、 内燃機関を内蔵とありますが」 |
Bird's-eye view of the room. Slow pan. | |
120 | 花輪からPAN、時田へ | 時田(OFFより)「ええ、本機の大き な特徴です。連続150日間の作 戦行動が保証ざれております」 |
Pan, starting from the garlands towards Tokita. | |
121 | ビールからリツコへPAN | リツコ(OFFよりONへ)「しかし、 格闘戦を前提とした陸戦兵器に リアクターを内蔵することは、 安全性の点から見てもリスクが 大きすぎると思われますが」 |
Pan, from the beers towards Ritsuko. | |
122 | 時田、余裕シャクシャクで皮肉る | 時田「5分も動かない決戦兵器より は役に立っと思いますよ」 |
Tokita, calm and composed, responds ironically. | |
123 | リツコのバストショット | リツコ「遠隔操縦では緊急対処に 問題を残します」 |
Shot of Ritsuko's bust. | |
124 | 口にくわえたストローで遊んでる ミサトなめて、張り切ってるリツコ。 「もうやめといたら?」のミサト。 あきれまじりに台詞。 しかし、止めないリツコ。 気持ち乗り出して台詞 |
時田(OFF・右)「パイロットに負担 をかけ、梢神汚染を起こす よりは、より人道的と考え ます」 ミサト「よしなさいよ。大人気ない」 リツコ(OFF)「人的制御の問題も あります」 |
Misato is just passing time holding a straw in her mouth, while Ritsuko is arguing full of energy.
Misato is thinking "what about just giving up?" *** However, Ritsuko doesn't stop. *** |
|
125 | 時田正面。手前にマイク。極秘の文字 だけが表紙にある報告書をかざす |
時田「制御不能に陥り、暴走を許す 危険極まりない兵器よりは 安全だと思いますがねえ。 |
Tokita, from the front. There are two microphones before him. He shows a report. The front page has only "Top Secret" written on it. | |
126 | その中身のインサート。 #2のエヴァが写っている |
(OFF)制御できない兵器など、 全くのナンセンスです。 |
Insert of the contents of the report.
There's an image of an EVA from episode #02. |
|
127 | わざとらしいポーズでジョークを 飛ばす時田 |
(ON)ヒステリーを起こした女性 と同じですよ。 |
Tokita, in a strange pose, cracks a joke. | |
128 | リツコ正面。ややフカン。 構わず続けるリツコ |
(OFF)手に負えません」 SE<<OFF一同の冷笑>(ステレオ) リツコ「-----そのためのパイロット とテクノロジーです」 |
View of Ritsuko from the front, slightly tilted downwards.
Ritsuko doesn't care and keeps going on. |
|
129 | 時田あきれつつ台詞 | 時田「まさか『科学』と『人の心』が、 あの化け物を押さえるとでも? |
Tokita keeps speaking, even if he's getting annoyed. | |
130 | リツコUP。きっばりと肯定 | (OFF)-----本気ですか?」 リツコ「ええ、もちろんですわ」 |
Close-up of Ritsuko. She's extremely confident. | |
131 | 引き画。一同、2人に注自してる | 時田「人の心などという曖昧なも のに頼っているから、ネルフは先 の様な暴走を許すのですよ。 その結果、国連は莫大な追加予算 を迫られ、某国では2万人を越え る餓死者を出そうとしているので す。その上、あれ程重要な事件に かかわらず、末だにその原因が不 明とは。 |
Screen pull-out. Everyone is paying attention to them. | |
132 | たった2人しかいないテーブル | せめて、責任者としての責務は全
うして欲しいものですな。 |
There are just two persons at the table. | |
133 | テーブルの上のビール。 名前立てからPAN。 毅然と聞いているリツコ |
良かったですね。 ネルフが超法規的に保護されて いて。あなた方はその責任を取 らずに済みますから」 リツコ「なんとおっしゃられようと、 |
Beers on top of the table.
Pan, starting from the name plate. Ritsuko listens with determination. |
|
134 | リツコの半面UP。 キッパリと |
ネルフの主力兵器以外、 あの敵性体は倒せません」 |
Close-up of Ritsuko's profile.
Single-minded. |
|
135 | 勝ち誇った顔の時田 | 時田「A.T.フィールドですか? それも今では時間の問題に 過ぎません。 |
Tokita, with a triumphant look on his face. | |
136 | 顔が赤くなっているリツコ。 屈辱に耐えている |
(OFF)いつまでもネルフの 時代では、ありませんよ」 |
Ritsuko's face is turning red.
She's being humiliated. |
|
137 | すまし顔でストローで遊んでるミサト。 奥ではリツコのマイクを持つ手が震え ている |
SE<一同の冷笑響く> | Misato doesn't look so concerned. She's still playing with her straw.
In the background, the hand in which Ritsuko is holding the microphone is trembling. |
|
138 | ドアの表札「ネルフ御一行様」 | SE<<OFFでガンガンと金属を 蹴る音> |
Nameplate on a door: "Nerv's Party" | |
139 | ゴミ箱に丸めて突っ込まれているパン フレット。 見本のディスクやつぶれた紙コップ等 もあり |
Some pamphlets have been rolled up into balls and thrown in a trashcan.
There are also a sample disk, a crushed paper cup, and other similar stuff inside the can. |
||
140 | ロッカーを蹴飛ばすミサト。 すでにだいぶ凹んでいる。 ゲシゲシと怒りをぶつけとる。 一度、おさまったかの様に見えるが----- またもケリ続ける!! |
(SEここでONに) ミサト(背)「クソッ! -----ったく、あの俗物共がっ! どうせウチの利権にあぶれた 連中の腹いせでしょ! ハ、ラ、立、つ、わ、 ねぇぇぇぇ!!」 |
Misato kicks a locker.
She has already smashed the door. *** It looks like she calmed down for a moment...
|
|
141 | ミサトごしのリツコの背中。 イスに座って背を丸めて何やら やってる感じのポーズ |
リツコ(背)「およしなさいよ。 大人気ない。 |
Misato, in front of Ritsuko's back.
She's sitting in a chair with her back curved down for some reason. It looks like she's burning something. |
|
142 | その切り返し、 パンフにライタ一で「火」をつけてる リツコ(顔は見えない) |
(背)自分を自慢し褒めてもらい たがっている。 |
Switchback to Ritsuko.
She puts a lighter next to a pamphlet, and it starts to burn. (Her face is hidden) |
|
143 | フットライトのリツコ。 エコエコアザラクな雰囲気 |
(ON)たいした男じゃないわ」 | Ritsuko, lit from below.
A scene straight out of Eko Eko Azarak. |
|
144 | リツコの足ごしに怒りのおさまらない ミサト。リツコの方に顔だけ向けて |
ミサト「でも、なんであいつらが A.T.フィールドまで知っ てんのよっ!!」 |
Ritsuko's legs, in front of an anger-filled Misato. Her face turns towards Ritsuko. | |
145 | リツコの所から煙立ってる。 リツコ、冷めた目でミサトを見る |
リツコ(背)「極秘情報がダダ漏れね」 ミサト「諜報部は |
Fumes rise up from Ritsuko's seat.
She cools down and looks towards Misato. |
|
146 | そのポン寄り、何かを確信している顔の リツコ |
(OFF)何やってるのかしら」 | Closeup of Ritsuko. It looks like she's sure of something. |
Scene 05
cut | notes | dialogue | translation |
---|---|---|---|
147A | 某制御室をPAN | ||
147B | 突然作動を始めるモニター画面。 一度起動画面になるが、パッと消えて、 DELETE(消去)の文字になる |
||
148 | 左右に割れる巨大格納庫。その中から 姿を現すJ.A.(ジェット・アローン) |
SE<ガァ-----ッ> | |
149 | ドームごしに開き切る格納庫 | SE<ゴオオオン> | |
150 | 欠番 | ||
151 | 卜一チカ内引き。 前方に巨大なモニタースクリーン。 その直下に窓。 両脇は紅白の布。ギャラリー多数 |
時田(スピーカー)「(OFF)これよ りJ.A.の起動テストを始めます。 なんら危険は伴いません。 |
|
152 | コンソールと管制員ごしに時田。 シャツ、ネクタイの上からジャケットを 着用しとる |
(ON)そちらの窓から安心して ご覧くだざい」 |
|
153 | 一斉に双眼鏡を当てる一同 | SE<カシャカシャカシャ> | |
154 | 屈み込んでる一同ごしに 壁の花の娘、2人。ミサトとりツコ |
(OFF・スピーカー) 「-----起動準備よろし」 |
|
155 | ポン寄り。冷めた目の美女2人 | 時田(OFF・スピーカー) 「テスト開始」 管制昌A(OFF・スピーカー) 「全動力、開放」 |
|
156 | 卜一チ力内引き | 管制員B「圧力、正常」 管制員C「冷却器の循環。異状なし」 |
|
157 | モニタ一ポン寄り。 背中の制御棒が伸びていく。 頭部のスリットの色も変化 |
管制員A(OFF)「制御棒、全開へ」 管制員B(OFF)「動力、臨界点を 突破」 管制員C(OFF)「出力問題なし」 |
|
158 | 時田UP。気持ちアオリで | 時田「歩行開始」 | |
159 | 時田ごしのJ.A.。手前はシルエットで | 管制員A(背)「歩行、前進微速。 右脚、前へ」 |
|
160 | コンソールのランプ類。 表示灯が「停止」から「前進・微速」に 変わる |
管制員B(背)「了解、歩行。前進微 速。右脚、前へ」 |
|
161 | 一歩踏み出すJ.A. | SE<ギユイイイイイッ> SE<高なるモータ一とポンブ音> |
|
162 | 着地する右脚のUP | SE<ズズンッ> | |
163 | 欠番 | ||
164 | トーチカの内引き。 モニタ一にはJ.A.の勇姿 |
管制員B「バランス正常」 管制員C「動力、異状なし」 管制員A「了解。 |
|
165 | それなりに感動しとる時田UPで | (OFF)引き続き、左脚前へ。 よ一そろ」 |
|
166 | 双眼鏡での見た目。歩いているJ.A. | ミサト(OFF)「へ~え。 | |
167 | リツコの胸ごしにミサト。 屈んで双眼鏡で見てる。 チラとリツコを見るミサト |
(ON)ちゃんと歩いてる。自慢 するだけのことはあるようね」 |
|
168 | 冷たく無関心を装っている眼 | SE<(OFF・左から)警告音・ビーッ> | |
169 | 管制員ナメて時田。 目線のみ反応 |
時田「(落ち着いて)どうした?」 管制員A「変です。リアクターの 内圧が上昇していきます」 |
|
170 | モニタUP。 赤ライトが点いていく |
管制員B(OFF)「一次冷却水の 温度も上昇中!」 |
|
171 | 身を乗り出す時田。 冷静な対応。 管制員A、時田を見乍ら台詞。 時田、目線のみ反応 |
時田「バルブ開放。減速材を注入」 管制員A(背)「だめです! |
|
172 | モニタ一UP。低位置でチョロチョロと 動いているグラフと数値 |
ポンプの出力が | |
173 | モニターごしに迫るJ.A. | 上がりません!!」 SE<ズン ズン ズン> |
|
174 | 半卜一チカの手前に、 ズンッと足が降りてくる |
SE<ズンツ> | |
175 | 時田のUP。ピシッと判断 | 時田「いかん! 動力閉鎖。緊急停止!」 |
|
176 | 卜一チ力内引き。 モニタ一内は歩くJ.A. |
管制員A「停止信号、発信を確認」 管制員B「受信されず!」 管制員C「無線回路も不通です!」 |
|
177 | 信じられない時田。呆然としてる | 管制員A(OFF)「制御不能!!」 時田「(ポツリと)そんな、バカな」 |
|
178 | 時田の背中ごしに迫るモニタ一内の J.A.!! |
一同(OFF)「うわぁ一!!」 「逃げろ一っ!!」(他、アドリヴ) SE<イス等が転がる音> SE<足音(迫ってくる)> |
|
179 | 端っこの方に逃げてしゃがみ込んでい る一同。 倒れているパイプイス等。 天井からバラバラと破片等が落ちてくる。 消えるモニタ一類。 天井ごと抜けてJ.A.の足が落ちてくる |
SE<(天井のきしむ音) メキメキバキゴキ> SE<ズドグワシャーン> (天井の抜ける音) |
|
180 | 引き画。ドームを踏み抜いているJ.A.! 何事もなかった如くそのまま歩いていく |
SE<(うなるモーター音) ギュウーン。 ズン ズン> |
|
181 | そのフカン図。足の形に抜けてる天井 ごしに、これまた足の形に抜け落ちてる 天井部分が見えてる。 ヒョコッと顔を出すミサト |
ミサト「ゴホ ッ ゴホ ッ ゴホ ッ 。 |
|
182 | ミサト、思わず嫌味を一っ | 造った人に似て礼儀知ら ずなロボットね」 |
|
183 | 半卜一チカごしに歩き去るJ.A.引きで。 又も新たな警告音 |
SE蕉(足音)ズン ズン ズン> SE(OFF)<新たな警告音ビーッ> |
|
184 | 警告表示のUP。 点滅するDANGERの文字 |
管制員C「加圧器に異状発生!」 | |
185 | 手前にちぎれたコードがぶら下がって いる。 管制員なめて呆然としている時田 |
管制員B「制御棒、作動しません!」 管制員A「このままでは炉心融解 の危険もあります!」 |
|
186 | 時田、呆然とひとりごちる | 時田「-----信じられん...。 J.A.にはあらゆるミスを想定し、 全てに対処すべくプログラムは 組まれているのに…。このような 事態はあり得ないハズだ」 |
|
187 | 時田ナメてミサト。 時田見て台詞 |
ミサト「だけど今、現に炉心融解の 危機が迫っているのよ!」 |
|
188 | ミサトなめて時田。 自信、力なく |
時田「-----こうなっては自然に停止 するのを待つしか方法は-----」 |
|
189 | ミサト穀然と(大声ではない) | ミサト「自動停止の確率は!?」 | |
190 | ミサトの胸ナメて すかさず筈える技術員 |
披術員「0.00002%! まさに奇跡です」 |
|
191 | ミサトUP。ややフカンの図。 この台詞はこの女性の生き方かも 知れない。 ビシッと台詞!穀然と! (大声ではない) |
ミサト「奇跡を待つより捨て身の 努力よ! 停止手段を教えなさい!」 |
|
192 | 瓦礫ナメて対時している2人 (シルエットで) |
時田「方法は全て試した」 ミサト「いいえ。まだ全てを白紙に 戻す、最後の手段が残ってるハズ よ。そのパスワードを教えなさり」 時田「全プログラムのデリートは 最高機密、私の管轄外だ。 一口外の権利はない」 |
|
193 | ミサト、穀然と | ミサト「だったら命令をもらいな さい! |
|
194 | そのポン寄り。口元のドUP | 今すぐ!!」 |
Scene 06
cut | notes | dialogue | translation |
---|---|---|---|
195 | 電話機のUP。 呼び出しランプが点滅してる |
SE<ピリリリリ> | |
196 | 受話器を持った時田のUP | 時田「私だ。第2東京の万田さんを たのむ。 そう、内務省長官だ」 |
|
197 | 豪華な執務室。 電話をしている男、傍らに秘書らしき 女性 |
万田「ああ、その件は八杉君に任せ てある。 彼に聞いてくれ」 |
|
198 | ゴルフボールのUP。 パッとウッドがそれを打つ |
SE<バシュンッ> | |
199 | ゴルフ場の男、おおへいな態度で | 八杉「そういう重要な決定事項は 口頭ではねエ。 正式に書簡で回してもらえ る?」 |
|
200 | 受話器のコードこしに聞いているー同 | 時田(OFF)「では、吉沢さんの許可 を取ればよろしいのですね |
|
201 | ポン寄り。ミサトのUP。 多少の嫌悪感(ストレートには出さずに) ボツりと冷たく |
(右・OFFで遠くに)ええ、ウィ ッツ氏の承諾は得ております から一ハイ。…ハイ、では」 ミサト「(ポツリと)たらいまわしか」 (かぶって) SE<OFFで受話器を置く音> |
|
202 | 時田振り向き、台詞。 あくまで真面目な男である |
時田「いまから命令書が届く。 作業は正式なものだ」 |
|
203 | イラつくミサト | ミサト「そんな、間に合わないわ! 爆発してからじゃ 何もかも遅いのよっ!!」 |
|
204 | 画面全体廃墟ビルがサーッと画面から 消えると進むJ.A.が現れる (早歩きになっている)。 荒野の中を一人、ただ進むのみ… |
SE<足音が響く・風音もあり> | |
205 | 卜一チカの引き画だが、天井等、壊れてる。 モニターも死に、ギャラリーはすでに 逃けとる。 管制員は残ったまま。天井からコードが 多数ぶら下がっている |
SE<(ブザー音)ビーッ> スピーカー「J.A.(ジェット・ア口一ン) は厚木方面に向かい、進行中」 |
|
206 | ミサト、時田の方を見て台詞 | ミサト「時間がないわ。これより先 は私の独断で行動します。 |
|
207 | ムスッとした表情の時田。 釈然としないが、ミサトの台詞は理解 してる。 悔しいのか… |
(OFFで)あしからず」 | |
208 | 控室のドアの表札 「206・ネルヲ御一行様」 |
ミサト(台詞先行)「あ、日向君? | |
209 | 赤電話をかけながら、着替えている ミサト(ズボンを脱いでいる感じに)。 手前にハンガーにかかった正装服 |
厚木に話(ナシ)、つけとい たからシンジ君と初号機を。 |
|
210 | ミサトごし壁に寄りかかっているリツコ 体起こすミサト。 リツコ、飽きれつつも諭すように云う。 ミサトは手前をシャッター |
F装備で、こっちによこして。 そ、緊急事態」 リツコ「無駄よ。おやめなさい。 葛城一尉。 |
|
211 | リツコポン寄り。マジに台詞 | 第一どうやって止めるつもりなの?」 | |
212 | ロッカーの前のミサト。 髪はポニーテールにまとめてある。 こっち見て台詞。 台詞後、スイッチ入れる。 バシューッとドア開くと、中に防護服 見える |
ミサト「(マジに)人間の手で、直接」 SE<カチッ バシューッ!> |
|
213 | 降下中の大型輸送機。 エヴァ専用巨人機(STOL) 下腹に初号機が見える |
SEK(爆音)ズゴゴゴゴゴ> 時田(OFF)「一本気ですか」 |
|
214 | 生き残ったコンソールなめて対峙する ミサトと時田。 客は皆、脱出した後。 ミサトはヘルメットしてない |
ミサト「ええ」 時田「しかし、内部はすでに汚染物 質が充満している。 |
|
215 | 時田半面UP | 危険すぎる!!」 | |
216 | ミサト、半面UP。 あっさりと |
ミサト「うまく行けば、みんな助か ります」 |
|
217 | コンソールなめて2人不動。 が、突然沈黙を破り コンソールに突き刺さる手斧 |
-----間----- SE<ガシャン!! (ガラスの割れる音も)> |
|
218 | 残っていた管制員達、揃ってミサトに 全てを託す。 奥の管制員E、喋りながらコードを 引き抜く |
管制員D「ここの指揮信号が切れる と、ハッチが手動で間きますから」 管制員E「バックパックから内部 に侵入できます」 |
|
219 | 黙ってうなづくミサト (顔だけ向けた格好) 唐突に聞こえる時田の言葉 |
時田(OFF・右)「希望」 | |
220 | 手前のミサトなめて、力なく 宙を見ている時田の背中 |
時田(背)「プログラム消去の バスワ一ドだ」 |
|
221 | ミサト目線のみ向けてマジな台詞 | ミサト「一ありがとう」 |
Scene 07
cut | notes | dialogue | translation |
---|---|---|---|
222 | 点火される離陸用補助ブースター ロケットのUP! |
SE<ドオウッ> | |
223 | 離陸する大型輸送機 | SE<ゴオオォォ> | |
224 | 欠番 | ||
225 | エヴァ背中後方から前方の図。 室内灯のみが明るい |
ミサト(OFFより)「目標はJ.A.。 5分以内に炉心融解の危険があ ります。 |
|
226 | 以外と狭いその室内。 天井の間からミサトとシンジ。 ほとんど膝を詰め合わせる位 |
ですから目標をこれ以上人口 密集地に近付けるわけにはいき ません。(日向見乍ら)日向くん」 |
|
227 | ミサトとシンジごしにコ・パイ席の日向。 顔をシンジに戻すミサト |
日向「ハイ」 ミサト(背)「エヴァを切り離した 後は速やかに離脱。 安全高度まで上昇して」 ミサト「(シンジを見て)シンジ君」 |
|
228 | 天井の間からミサトとシンジ | シンジ「ハイ」 ミサト「目標と併走し、私を背後部 に取りつけて。 以後は目標の移動を可能な限り、 塞ぎ止めてね」 |
|
229 | ミサトなめてシンジ。驚きのシンジ | シンジ「乗るんですか? ミサトさんが?」 |
|
230 | シンジなめて、あっさりと云うミサト | ミサト「そうよ」 | |
231 | 驚きのシンジ | シンジ「そんな無茶な!?」 | |
232 | 冷静なミサト。淡々と | ミサト「無茶は承知よ。他にベター な方法がないの」 |
|
233 | 止めに入るシンジ。 そりゃそうだろう |
シンジ「でも、危なすぎますよ!」 | |
234 | これも淡々と。 わかっているが、話を逸らすミサト |
ミサト「大丈夫。工ヴァなら万が一 の直撃にも耐えられるわ」 |
|
235 | マジに心配。わざと外してるのが分 からず、うざったく思うシンジ |
シンジ「じゃなくって ミサトさんが-----」 |
|
236 | ミサトの半面UP。 やさし気な顔で。ラストに軽い笑み |
ミサト「ま、やれることやっとかな いとね。(表情やさしくなっ て)後味悪いでしょ」 |
|
237 | 心配気なシンジだが、シンジもミサト の決心に納得する。 表情、厳しくなる |
シンジ「-----」 | |
238 | 2人の間を切るように日向の台詞が 入る |
日向「目標を肉眼で確認」 | |
239 | 荒野に長い影を落とし乍ら走っている J.A. |
SE<(遠く)ズフィンズフィン。 ズフイン ズフイン> |
|
240 | 窓ごしに真顔で見てるミサトとシンジ。 シンジを見るミサト。 シンジもリアクションあり |
SE<<OFFで足音遠く> ミサト「さ、行くわよ」 |
|
241 | 機内のエヴァ。背中のコンセントが ガンッと離れる |
(Mスタート) SE<<ガンッ> |
|
242 | 機体より後方へ引き出される初号機。 動き止まってから日向の無線 |
SE<ガ-----ッ> 日向(OFF・無線)「エヴァ、投下位置」 |
|
243 | ミサト初号機の指の間から | ミサト「ドッキング・アウト!」 | |
244 | プラグ内のシンジ | シンジ「了解!!」 | |
245 | 一斉に外れるロック。 後方へ流れていく機体 |
SE<ガシャン。 ズウ-----ッ> |
|
246 | 巨人機から降下していく初号機 | ||
247 | 空。 初号機の足がフレームイン。 そのまま流れていく |
SE<ヴオウッ> | |
248 | ズザザ-----ッと着地する足元のUP!! | ||
249 | 着地のショックに踏ん張っている初号機。 カメラ止まるとすかさず 前方ヘザッとダッシュ!! |
SE<ズザザザザーッ> | |
250 | 右旋回上昇していく巨人機。 手前に走る初号機 |
SE<ゴオオオオオ ズンズンズンズン> |
|
251 | 走る初号機のUP | SE<ズン ズン ズン> | |
252 | 廃墟となった旧東京を走り続ける 巨大な人型2体 |
||
253 | プラグ内のシンジ | シンジ「追いついた!」 | |
254 | 初号機の指の間からミサト | ミサト「あと、4分もないわ。 このまま乗りつけてっ!」(こぼす) |
|
255 | 欠番 | ||
256 | J.A.へ追いすがる初号機 | SE<ズン ズン ズン。 | |
257 | その後部に手が迫る! ガシッと掴む。 ガクッと引き戻されるJ.A. |
ズン ズン ズン。 ズン ズン。 ガゴン> |
|
258 | レバーをグッと引き戻すシンジ | SE<グイン> | |
259 | それでも進もうとするJ.A.。 ズリズリと滑る初号機 |
SE<ギャギャギャ。 | |
260 | ズズーッと引きずられる 初号機の足元。 ズリズリと地面を滑っていく |
ギャギャ。 ズズズズ> |
|
261 | 指の間からミサト | ミサト「構わないわ!やって!!」 | |
262 | 右手を差し出す初号機。 グ-----ッと |
||
263 | 手のびらナメて下にJ.A.のバックパック 飛び降りるミサト |
||
264 | ドンと着地するが、下が不安定なのでバ ランス崩し、そのまま落ちてしまう |
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265 | 焦るシンジ、身を乗り出す | シンジ「ミサトさんっ!!」 | |
266 | バックパックの斜面を転がるミサト。 運良くラッタルを掴める |
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267 | ホッと安堵のシンジ。 笑顔になって台詞 |
シンジ「ふう~~~~つ。 (笑顔で)気を付けて」 |
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268 | モニター内のミサトUP。 こんな時でもピースサイン |
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269 | 非常ハッチのレバーを半回転させ、 引くミサト。 パシュウとハッチ開くと 物凄い熱気が出てくる!! |
SE<パシュウ!! ズゴォ> |
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270 | あっというまに曇るバイザー。 ミサトの体から立ち上る熱気 |
ミサト「-----すごい熱。 | |
271 | ハッチ内、内引き。 そこはDF、波ガラス、赤バラの世界である |
こりゃまずいわね」 | |
272 | カんでるシンジ | シンジ「止まれ! このおっ!!」 |
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273 | 手前に右手をバッと出す初号機。 カメラに向かって |
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274 | 手前から大きく手が入ってきて J.A.を頭部から押ざえ込む |
SE<グワガアン!!> | |
275 | 左手は胸部に。押さえ込んでる初号機 | ||
276 | 初号機ナメてJ.A.。 しばらくすると肩口から蒸気が突然吹 き出す! あわてて右手で押さえる初号機 |
SE<パンッ!!> SE<プシュ-----ッ> |
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277 | あせるシンジ。 レバーを押ざえ込んでるポーズで |
シンジ「ミサトさん、急いで!」 | |
278 | プラスチックケースに入った地図のUP. 下にスライドするとドアが見える 「非常用手動制御室」 |
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279 | 確信するミサト、すぐに汗だく | ミサト「-----ここね」 | |
280 | 非常ドアのスイッチ。 パンチで開ける。 プラスチックカバーが割れてドアが開く |
SE<バリンッ> SE<(ドアの開く音・左で)ヴシュッ> |
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281 | 中に入るミサト、閉まるドア。 ここも赤バラとDFと波ガラスの世界 である |
SE<空調と電磁ノイズの混じっ たバックノイズ> |
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282 | カードキーを通すと、シュッとカバーが 開いてキーボードが見える |
SE<ピッ> SE<シユッ> |
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283 | コンソールなめてバイザーに光の 照り返し |
SE<キーボードの操作音> | |
284 | モニターのUP。ザーッとデーターが 流れていく。 パッと止まり、「パスワード」の文字が 点滅 |
SE<頭に終了の合図の音があって ザーッとデーター早回しの音> SE<ピ-----ッ> |
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285 | コンソールなめてミサト | SE<ピッ> | |
286 | パパパッと文字入る。 モニターUP。「パスワード・希望」 |
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287 | リターンキーを叩く。バシッと | SE<<ピッ> |
Scene 08
cut | notes | dialogue | translation |
---|---|---|---|
288 | モニターパッと変わって 「ERROR」になる |
SE<警告音> ミサト「エラ-----? 何よこの?」 |
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289 | あれ?となるミサト。 バイザーに映り込み有り。 再びチャレンジ。バイザーの映り込みが 変わる |
SE<操作音> | |
290 | 再びキーを叩く | SE<パシッ!!> | |
291 | 「ERROR」のUP | SE<ピーッ ピーッ> | |
292 | ごちるミサト。 バイザーに「ERROR」の文字。 確信するミサト |
ミサト「一間違いない。 | |
293 | 背を上げるミサト。 やや、呆然と見回す |
プログラムが変えてあるんだわ」 SE<ガゴン> |
|
294 | J.A.を押さえてる初号機。 ガクンと力が抜けるJ.A. |
SE<ガシユゥン> | |
295 | 手で押さえている穴からバシュ-----ッ と一気に漏れ出す蒸気!! |
SE<ヴワシューッ> | |
296 | うわっとなるシンジ | シンジ「あっ!?」 | |
297 | あわてて左手も添える | ||
298 | が、背中からもう一本吹き出す蒸気!! | SE<バンッ!! プシュ-----ッ!!> | |
299 | モニターUP「DANGER」 | SE<警告音> | |
300 | モニターUP。残ったグリーンの表示は あと3つ! 3つから2つへ |
管制員B(OFF・右)「動力炉、臨界点 まであと0.2!」 |
|
301 | 前をにらみつけてる時田 | 管制員A(OFF・右)「制御棒、作動 しません!」 |
|
302 | 決断するミサト。目線を左に | ミサト「-----こうなったら、 一か八かね」 |
|
303 | 突出している制御棒に手を添えるミサト | ||
304 | そのまま満身のカを込めてそれを押し 込もうとするミサト |
||
305 | その基部のUP。バレるのみである | ||
306 | 体ごと押し込んでるミサト。汗だく!! | ミサト「ク-----ッ!!」 | |
307 | 基部がわずかに沈み始める | ||
308 | 気張っているミサトのUP。 バイザーに汗が落ちてる |
ミサト「ウ-----ッ!!」 | |
309 | ミサトの健闘空しく、J.A.の体のあち こちから一斉に吹き出す蒸気! |
SE<ヴシュ-----ッ!!> | |
310 | 手の下しようのないシンジ。 焦ってる!(半泣き) |
シンジ「ミサトさんっ!! 逃げてえ!!」 |
|
311 | 頑張るミサト | ミサト「動けっ!! このおぉおぉ」 |
|
312 | 沈み込んでる基部 | (こぼし) | |
313 | 更に吹き出る!! エヴァにも当る蒸気!! |
SE<ヴシュルルルッ!!> | |
314 | シンジのドUP。半べソ!! | シンジ「ミサトさん!」 | |
315 | 押し込んでるミサト | SE<警告音が次々に増えていく!!> | |
316 | そのUP | ||
317 | モニター、グリーンがあと一つになる!! | 管制員B(OFF)「臨界まで あと0.1!!」 |
|
318 | 管制員の頭ナメ、時田 | 管制員A「だめです!! (OFF)爆発します!!」 |
|
319 | 時田うなだれ、あきらめつぶやく | 時田「-----だめか。」 | |
320 | 泣き顔のシンジ。超UP | シンジ「ミサトさんっ!!」 | |
321 | 頑張ってるミサトのドUP | ミサト「ウウゥッ」 | |
322 | 「ERROR」のモニターがパッと変わる 起動画面に戻る |
SE<ピッ> | |
323 | 一斉に沈み始める制御棒。 ドッと倒れるミサト |
SE<ピィィィ-----ッ> | |
324 | 呆然としているミサト | ||
325 | 制御棒が全て沈みきり、 ライトがグリーンになる |
SE<ヴイイ-----ン> SE<カシャン!> |
|
326 | 蒸気がパッと止まり、一斉に背中の制御 棒が沈んでいく。 ゆっくりとJ.A.から手を放す初号機 |
SE<ズヒュウウウゥゥゥゥン> | |
327 | シンジも呆然。 目パチー回 |
||
328 | モニターUP。 パーッと上からグリーン に変わっていく表示 |
SE<ピ-----ッ> 管制員A(OFF)「やった!!」 |
|
329 | 呆然としている時田。 わずかに笑みが出てくる |
管制員B(OFF)「内圧ダウン!!」 管制員C(OFF)「全て正常位置!!」 |
|
330 | ボロボロのトーチカ内で 数人のスタッフが喜んでる |
一同「助かった!!」(等アドリヴ) | |
331 | 壁に寄りかかっているリツコ。 手前に騒いでいるスタッフ |
||
332 | リツコUP。ポツリと台詞 (ミサトの事を云っている) |
リツコ「-----あのバカ」 | |
333 | 欠番 | ||
334 | ぐったりしているJ.A.。 覗き込むように初号機 |
シンジ(OFF)「ミサトさん!? 大丈夫ですか!? |
|
335 | 制御室内。ぐったりと座り込んでる ミサト。 シンジの呼びかけにカなく答える |
(無線)ミサトさん!!」 ミサト「ええ、もう、サイッテーェ だけどね」 |
|
336 | 呆然としたミサトの姿。 一人ではしゃいでいるシンジの声だけ が響く。 カット尻にちょっと動き、顔が見える |
シンジ「良かった!無事なんですね!? …。良かった、ホントに良かった…。 でもすごいや。 僕見直しちゃいました!ほんとに 奇跡は起きたんですね!!」 ミサト「-----ええ」 |
|
337 | ポン寄り半面UP。 ボソッと台詞。 ドマジな顔で(心当りがある) |
ミサト(MONO)「奇跡は用意されて いたのよ。 …誰かにね」 |
Scene 09
cut | notes | dialogue | translation |
---|---|---|---|
338 | ネルフ本部全景 | リツコ(台詞先行)「初号織の回収 | |
339 | 机に座っている碇。 脇にリツコと男 |
は無事終了しました。汚染 の心配は有りません。 |
|
340 | 碇の背ナメてリツコと男 (男は無表情、諜報部らしい) |
(ちらっと男を気にして) 葛城一尉の行動以外は全て シナリオ通りです」 |
|
341 | いつもの碇のUP。逆光ぽく | 碇「御苦労」 | |
342 | ミサトのマンションの外観。朝 | SE<(朝のSE)チュンチュン ・セミの声> |
|
343 | チンと出てくる焼けたトースト | SE<チン! ガシャッ!> | |
344 | 手にしたトーストをかじるシンジのUP (かじるアクションのみで) |
SE<カジッ> | |
345 | 同じくペンペン。魚をかじる | SE<<カジッ!!> | |
346 | キッチン。ペンペンなめてシンジ。 朝メシ食ってる2人。ペンペン体を起こ して魚を飲み込む |
||
347 | またいつものミサトの風景。 頭ボサボサ、腹をかいてる |
ミサト「(だらしなく)おはよお」 | |
348 | 栓を開けるミサトの手のUP | SE<プシッ!> | |
349 | 又もビールをいただくミサト。 一本飲み干して、大げさなリアクション |
ミサト「んぐんぐんぐ。 んぐんぐ ぷはあ-----。 ク-----ッ」 |
|
350 | ビールなめてシンジ。 幻滅を通り越し、憮然とした表情 |
ミサト(OFF)「さて、次は朝シャン 朝シャン。 |
|
351 | 不真面目に見えるミサトに対してもの すごく腹立たしいものを感じているが、 心の中で押さえてる。 マジな表情のシンジ。 「昨日の感動はどこへやら…」のシンジ |
(OFF)ブラとパンツはどこかい なっと」 SE<(OFF・左で)ピンポーン> |
|
352A | 玄関前に立っているトウジとケンスケ。 シンジの様子に気付く |
トウジ/ケンスケ「おっはよう、 碇くん-----?」 |
|
352B | 2人の頭ごしに無上に腹の立ってる シンジ。 不機嫌な顔で振り向き台詞 |
シンジ「(イライラを押さえる感じ に)おはよう。 (ミサトに気持ち大声で) いってきますっ」 |
|
353 | 朝シャンのため、すでに上半身は衣類 なしのミサト。 首からのタオルのみ。 明るく無防備な姿 |
ミサト「いってらっさい」 (誤植にあらず) |
|
354 | 坂道を行く3人。 つくづく感心のトウジ、心からの賛辞。 勝手に思い込んだあげく、裏切られた 気分のシンジ。 怒り混じりについに本音を吐く (2人にではなく自分に云ってる感じ) |
トウジ「-----やっばカッコええなぁ。 ミサトさんは」 シンジ「僕もそう思ったけど、 家の中じゃみっともないよっ! ほんとズボラだし、カッコ悪いし、 つくづくだらしないし…。 |
|
355 | 欠番 | ||
356 | ケンスケの意外な言葉に「え?」となる シンジ。 てっきり否定されて分かってもらえな いと思い込んでいたシンジ |
ケンスケ(OFF)「(ポツンと)うら やましいな、それって」 |
|
357 | 怪訝なシンジ。思わず立ち止まり聞いて しまう。 シンジの方に身を乗り出してくるケン スケ。わざとバカにした感じであきれ顔 (何もわかってないのねの顔)。 トウジもフレームイン。 少々ムッとして聞き返すシンジ |
シンジ「-----どうして」 ケンスケ「やっば、碇って お子様な奴」 卜ウジ(背)「ホンマやな」 シンジ「どうしてっ」 |
|
358 | シンジごしに2人。 トウジ、飽きれつつも笑顔で。 ケンスケもいい顔で! 大人な2人!いいやつ! |
ケンスケ「他人のオレたちには 見せないホントの姿だ ろ。 |
|
359 | 軽いシヨックを受けてるシンジ。 ケンスケの意外なその言葉の意味も 即座には理解できていないが、何だか 気持ちが嬉しくなり、笑顔になって 一歩前へ歩く! ミサトとシンジの距離が近付いたこと をメタファー! なんてかっこいいラスト! |
(OFF)それって 家族じゃないか…」 SE<足音!! ザッ> |
|
END | つづく |
5.1ch additional dialogue
cuts | dialogue | translation |
---|---|---|
052~053 | 男子ガヤー同「おおおお」 | |
054~058 (30+00) | 男子ガヤ | |
061~063 | 教室ガヤ | |
128 | 男ガヤ(冷笑) | |
137 | 男ガヤ(冷笑) | |
156 | 男「根水路系統、問題なし」 | |
157 | 男「加圧器系統、問題なし」 | |
164 | 男ガヤ(感動している)「おおおおお」 男「全アブソーバー、正常」 |
|
171 | 男2「内圧上昇、10.5。11.8。14.6。停止しません」 | |
176~177 | 男1「1次冷却水、更に上昇! 警戒域へ」 男「予備給水システム、作動しません!」 男「再循環ポンプ、出力20%に低下!」 |
|
178~179 | 男ガヤ「うわぁ一っ!」「逃げろ一っ!」「お助けぇ一!」他 | |
186~187 (14+00) | 男1「1次冷却水、依然上昇中!危険域へ」 男「根水路に、問題発生!」 男「予備制動システム、作動不能!手動に切り替わりません!」 男「再循環ポンプ、出力上がらず!」 男2「減速材、注入を再試行!」 男「ダメです! サブ回路も動きません!」 男3「内圧、21.5%を突破! 依然上昇中! 停止しません!」 男「制御システム、未だ復旧せず!」 |
|
206 | 女「移動速度、毎分0.2%増加の模様」 | |
317~319 | 男3「内圧、限界点を突破!」 男2「減速材、注入されません!」 |
|
328~330 | 男2「減速材、注入を確認!」 男「緊急制動装置、作動中!」 |
|
330 | 男ガヤ「やったぁ!」「助かった!」他 |