Evangelion Anima 2007 12

From EvaWiki
Jump to navigation Jump to search

"You mean you couldn't read the questions in Japanese?" "Right, I haven't learned all the Chinese characters yet. We didn't study it in college over there."
This page or section is in need of an accurate translation. Please help out if you know Japanese! (This is meant to be informative since chances of an official translation are slim.)
Please edit this article or discuss this issue on the talk page

This is the preview to Evangelion Anima published in the December 2007 issue of Dengeki Hobby Magazine.

Original Japanese Text

Page 167

それは新たなる潮流!

新世紀エヴァンゲリオンANIMA

連載直前

山下いくとインタビュー


碇シンジ

綾波レイ

惣流・アスカ・ラングレー

17歳


いよいよ次号より電撃ホビーマガジン誌上で展開される『新世紀エヴァンゲリオンANIMA』!

その内容の一部を制作総指揮の山下いくと氏自らに語ってもらった。

3年の月日はシンジをそして綾波をどう変えたのか?

そしてTV版、新劇場版との関わりは?

『ANIMA』の魅力と謎の片鱗を感じ取って欲しい!!


※この物語はアニメーション作品「新世紀 エヴァンゲリオン」の25~26話の人類補 完計画が発動されず、異なる未来を迎え た碇シンジたちの世界を描いた作品です。


Interview Pages 168-169

新世紀エヴァンゲリオン ANIMA 連載直前 山下いくとインタビュー・

『新世紀エヴァンゲリオン』がTVで放映されてから12年目となりますが、なぜ新たに『ANIMA』(アニマ)をはじめることにしたのでしょうか?

山下 - 2004年末くらいに庵野監督から、当時監督が構想中の新企、画数本とエヴァンゲリオンの今後の構想を一度に明かしてもらう機会がありました。その語の中で、今エヴァは一本の線だけどガンダムみたいに多元化できればね、という話に及んだところで、そういうことなら以前、オリジナルのエヴァの企画を考えたことがありますヨと返したところ、監督が「やっちゃっていいよ、お貞(キャラデの貞本さん)も自分の漫画描いてるし、エヴァのタイトルも使っちゃっていいから」とアッサリのれん分け承認されてしまいました。そのときは目の前の企画にアイデア出しをするのが当面の什事となり、すぐにアクション起こすことはなかったのですが、これがきっかけです。

当時考えていたオリジナルのエヴァ企画というのは、エヴァの形だけを外に持ち出すのが目的のもので、ストーリーも他の銀河にまで行ってしまうような遠末来SFだったのに対し、『ANIMA』は皆の知るエヴァとつながる話に切り替えました。


タイトルの『ANlMA』の名前の由来はなんでしょうか?

山下 - 「魂の在処」と言う意味があるので、エヴァにふさわしいと思いました。

そしてエヴァをただのスマートなメカにしてはいけないという自分への戒めでもあります。


『ANIMA』で目指すものは? すでに複数のメディアでエヴァンゲリオンの外伝的な作品が存在しますがそれら「エヴァもの」とはどう違うのでしょうか?

山下 - 『ANIMA』は実験的意味合いが強いです。

アニメのエヴァの姿がアニメーション媒体における正解回答だとして、じゃあ作画上の制約を受けない状態でエヴァをデザインしたらどうなるのか、これに尽きます。

完全体を目指すというよりは特定のイメージに特化、すなわちエヴァが持ついくつかの顔の一つ、まずメカである事への回答が『ANIMA』です。


物語をTV版より3年あとにした理由を教えてください.

山下 - 入類補完計画破綻後の混乱から、入々が次の行動を起こせるまでに3年かかったということです。その開、予想された次の襲撃は訪れず、エヴァと使徒の戦いはそろそろ過去の話になりつつあり、莫大な投資で築いた防御体制にも無用論が出る、すなわちある者には油断が生まれ、ある者には新たに守りたいものができてしまっている、そして主人公たちはそんな環境の中で、いやがうえにも成長せざるを得ない。そんな経過を3年という時間経過が作ってくれそうです。

柏原 - エヴァンゲリオンのバリエーションを考えると時間軸が後のほうが都合がいいというのもあります。TV版だと使徒に対抗するための装備も、暫定的なものを無理矢理使ってるようですが、ここでは完成形に近いものを県せていきたいというのもあります。そのほうがいろいろ変わったラインを出せそうですし。


この世界では「人類補完計画」はどうなったのでしょう?

山下 - 『ANIMA』は”もしも“や”仮に“の物語ではなく、そうなってしまった因果の時間世界です。

「人類補完計画」発動の中心に居たシンジが個である人の業から逃げるのをやめたため、計画が発現する一連の神儀は不成立に終わり、計画を目論んだ者達は死亡するか地に潜りました。

「人類補完計画」は、その事後処理と再発動警戒にネルフジャパンが従来法を超え行動する理由として世界に情報公開されていますが、もともとネルフが持っていた情報だけで補完計画のすべてかどうかは不明のままです。

当事杼が姿を消しても元々が超越した意思のなせる業なら安全装置くらいは用意してるかもしれませんね。


3年後の登場人物たちのその後は? また、新キャラクターは出るのでしょうか?

山下 - おなじみのキャラクターは登場しますが、戦闘による死亡やレギュラーキャラの成長によって世代交代して役割が変わってしまっている者たちがほとんどです。

柏原 - うーん、新キャラクターといっていいのか、意外な変貌を見せる人はいます。


新型エヴァは当然ですが、敵をはじめ多くの新メカが出ると思います。なにかヒントでけっこうですから教えてください。

山下 - どこぞの漫画に出てくる、まあるいコミュニヶーションロボが出るかもしれません。主人公たちの当而の脅威になります。

柏原 - そいつ赤飯炊けるんですよね?


「S²対応型エヴァンゲリオン」と前号の予告にありましたが、具体的に教えてください。

山下 - 初号機と零号機がそれにあたります。零号機は「ネルフ本部戦」の後で量産型エヴァのS²機関を移植しました。これにより作戦展開時の給電距離の制約などは受けなくなり単独行動が可能になりましたが、自発的にS²機関を取り込んだ初号機ほどの能力融合は現段階では望めず、パワーソースとしてのS²機関にとどまっています。それに対してS²機関の能力をフルに発揮できる初号機も、その能力増大に装甲や拘束具が追いつかず全面改修に至ります。

使徒ゼルエルを取り込んだ上で、吸収した使徒のS²機関を無理やりにでも技術的制御下に留めおき、パワーを受け止め、かつパワーを引き出すために大幅に改修された初号機が『スーパーエヴァンゲリオン』です。スーパーエヴァの命名はネルフ最高責任者となっているミサトさんです。すべてのレギュラーキャラがあきれるなかでミサトさんはこの名前がかっこいいと思っています。

柏原 - S²機関から効率的にエネルギーを取り出す方法がまだないんです。熱電対とか筋、電位とか旧世紀の技術でなんとかやってる段階です。


なぜ立体をメインとする企画にしたのでしょう?

山下 - 細かなディティールを見てもらうならやはり立体でしょう。アニメでは再現できないところもOKですし。

柏原 - 造形協力でバンダイさんが参加してくれたことが大きいですね。バンダイさんのポリゴン造形技術が使えるので、かなりすごいことができそうです。


立体以外の展開はありうるのでしょうか?

山下 - 発信できる媒体があるなら種類は間いません。

柏原 - たぶん本編ではあまり描かれないシンジたちの高校生活をなんとかしたいですね。漫画でもなんでも…いろいろ考えられますね。


キャラクターデサインで、うたたねひろゆきさんが、ノベライズ担当で、陰山琢磨さんが参加されてますが、それぞれの起用の経緯とかありましたら教えてください。

柏原 - うたたねさんに関しては、数少ない造形がわかる絵描きであるからです。パーツ分割まで考えたキャラデザインができる人は彼を除いてまずいないと思います。放映前からエヴァに関わりがあり、内容を熟知していることも心強いです。

陰山さんは、もう読んでもらうしかないのですが、圧倒的な筆力です。メカ描写の存在感が素晴らしいと思います。


『ANIMA』のストーリー展開についてさわりを教えていただけたら?

山下 - 補完計画が不発に終わって3年はそれに類する戦いはありませんでしたが、補完計画を意図した存在の脅威は消えていませんでした。

その存在の目的は次の補完計画のためにこの失敗世界をリセットしてしまうことです。先の戦いのあと姿を消した量産型エヴァの賎骸など、警戒すべき要因にシンジたちは3年をかけて対抗手段を講じて来ましたがはたして…こんな感じです。


ありがとうございました。次号よりの連載を期待しています。


Page 168

"Page 168 illustration by Ikuto Yamashita"


F型エヴァの第二の手

ゼーレは、それが実駮機であっても強力なF型の建造をネルフジャパンの危阪な動きと見ており同機がこの上、強力な火器を装備することを許さなかった。ゆえに純F型の手は大型兵器の保持ができない形状になっている。この手は、来るべきゼーレとの戦闘に備え、輸送用アームとして登録、偽装された大型兵器運用用のF型専用腕部である。



Page 169

"Page 169 illustration by Hiroyuki Utatane"

第三東京市立第壱高等学校カラー試案A

制服カラー案のひとつ。実際には異なるバージョンが採用される模様。 イラスト:うたたねひろゆき



"Page 169 illustration by Ikuto Yamashita"

マゴロオックス・カウンターソードBステージ

試験用のAステージ・ソードはATフィールドが展開できず単なる傾斜金属素材のソードにすぎず実戦では使用されなかった。Bステージ・ソードは不完全ながらATフィールドを刃全体に展開し敵機のATフィールド自体を申和する能力がある。








"Page 169 illustration by Ikuto Yamashita"

F型改造バイロン

純F型のバイロンには大型のプログダガーが収納されている他武装ポイントがない。新たにマゴロクを装備するために後方にクランプが装備された。


Bios

山下いくと[やましたいくと]:8月23日岐阜県に生まれる。漫画家及びメカデザイナーとして知られる。コミックの代表作は『ダークウィスパー(メディアワークス・現在連載中)』、『風の住処』などがある。『新世紀エヴァンゲリオン』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』『ふしぎ海のナディア』、『トップをねらえ!』、『情の6号』など多くのアニメ作品にデザインを提供している。メインメカを担当した『戦闘妖精雪風』ては最終巻でデザインのみならずコンテ、脚本をも担当、斬新な映像はメカファンを驚愕させた。『噺世紀エヴァンゲリオンANlMA』ではデザイン、イラスト、制作総指揮の3役を兼任する。

柏原康雄[かしはらやすお]:5月23日香川県に生まれる。1/0(工学社)がらゼネラルプロダクツ、角川メディアオフイス、メディアワークスを経て、現在、LONGSHOT主宰。『サイパーコミックス(パンダイ)』、『コミック電撃大王(メディ アワークス)』の創刊、『メルクリウスプリティ』、『インタルード』等のゲームのプロデュースなど多くのマニア系企画に携わっている。造形関連では『一撃殺虫!!ホイホイさん』、『よつばと!』(以上メディアワークス)、『天獄①③特装版』、『銃夢特装版』(以上集英社)など浅井真紀氏との立体コラボ企画が多い。山下氏とは二十年来の付き合いであり『新世紀エヴァンゲリオンANIMA』では、制作補佐および文芸等を担当。



暖気は終わった!

ANIMA出撃はll月24日!!電撃ホビー1月号見逃すな!!!